【MMA】グラウンドに寝転んでいる相手への基本的な攻め方
MMAのスパーリングなどで、タックルしたあとに相手が逃げたり、引き込みを狙ったりして、仰向けに寝転んでこちらに足を向けるような姿勢になることがある(以下のような体制)
このような状況になった場合に、上からどうやって攻めるかを教えてもらったのでメモしておく。まず、MMAだと不用意に相手に近づくと、下から蹴りあげられる可能性がある。蹴りが顎に当たってそのままKOされてしまう試合を観たこともあるので、なかなか危ない。
ではどうするかというと、腰を前に出しつつ胸を張るようにして、相手の蹴りを喰らわないようにしつつ近づき相手の両足の裏を手でつかむ。同時に、オーソドックスであれば左足のスネを相手の右太腿に押し当てるようにしてプレッシャーを与える。この状態で、相手の足を押して、膝を曲げさせるようにプレッシャーを与える。
そして相手の足を押してた手で一気に相手の足を自分の方向に引っ張る。相手は膝を押されていたので、突っ張るように力を入れているので足が伸びる。その瞬間に、オーソドックスであれば左側に一気に入り、ニーオンベリーの体勢になりつつ相手にパウンドを落とす。足を引っ張るのと相手の左側に入るのを同時にやるイメージ。
もちろん寝技が得意であれば、そのままサイドポジションに入って関節技を狙ってもよい。
たまにMMAのスパーリングで相手がこの体勢になることがあるので、練習してみようと思う。
【MMA】総合スパーリング振り返り2:スプロール&腕十字固めはちょっとコツを掴んだ…かも
良かった点
- タックルをしっかり切れた。相手のタックルに対してすぐに腰を引けたので相手の頭を潰せた。
- 自分のパンチが届く遠目の距離を保ったので(私は結構リーチが長い)、相手のタックルに対して余裕を持って反応できた。
- 腕十字で何回かタップを取れた。キムラロックを狙いつつ、相手の意識がキムラロックにいったところで腕十字に移行したのでうまく腕を取れた。ちなみにキムラロックのやり方は以下の動画がわかりやすかった。
- 相手に対して90度ではなく、頭側に腕を伸ばしたらうまく決まった。これについては、有名な柔術家の岩崎さんの動画通りにやったら本当に極まりやすくなった。ありがたや…。
悪かった点
- キックのマススパーと同じく、左のミドルキックを結構くらった。試合で思いっきり蹴られたらレバーに効いてしまうと思うので、バックステップでかわすか、最悪でも腕でしっかりブロックすることを意識したい。
- たまに腕十字を狙って腕がすっぽ抜けた。すっぽ抜けると相手に上を取られて危ないので、十分な体制になってから極めにいきたい。
今後やること
- サイドポジションを取るのが得意なので、キムラロックと腕十字以外の技(上の動画のアメリカ―ナ、腕固めなど)も覚えてバリエーションをふやす。
- ミドルキックの防御を意識して、シャドーでもバックステップしたりブロックしたりして自然と動作ができるように練習する。
今日はなかなか良い手ごたえが得られた練習になった。ただスプロールも腕十字も速さや精度がまだまだなので、今後も練習していきたい。
【MMA】総合スパーリング振り返り1:タックルへの反応と距離感が課題。スプロールの練習あるのみ
最近はちょくちょくMMAのスパーリングもやり始めた。せっかくなので、可能な限り反省点などをメモしておいて、何を意識して練習するもブログに書いていきたいと思う。
基本的には反省点ばかりだが、良い感覚を掴んだときのことを覚えておきたいので、うまくできたこと(良かったこと)もメモしておきたい。
良かった点
- この前の総合クラスで練習した、相手の頭を入れてスプロールする方法で両足タックルを切れた。
- 同じく総合クラスで練習した片足タックルで、初めてテイクダウンが取れた。
反省点
- 両足タックルに対してスプロールが遅すぎてテイクダウンされた。脇を挿すことを意識しすぎたかも。
- 距離が近すぎて、簡単に両足タックルなどに入られた。スパーリングも実践を意識して、自分の打撃が届く距離でやるべき。
- 片足タックルで足を外に出す&頭を押す基本的なディフェンスができていなかった。また、片方取られたときにもう、片方の足を刈られてテイクダウンされたこともあったが、相手の頭を下げさせれば相手も刈るのは難しいはず。
- バッグに対するディフェンスができなかった。
今後やること
- 距離を意識して、自分の打撃が届く距離でスパーリングする。
- シャドーでスプロールの練習をする。こればっかりは体にしみ込ませる必要があると思うので、ちょくちょく織り交ぜてやる。
- 次回のスパーリングでは、反応が遅くなってテイクダウンされてもよいので、しっかりと片足タックルの基本的なディフェンスをやる。焦ってメチャクチャなディフェンスをやっても仕方ないので…。
- バックを取られたら、まずは顔を相手の方に向き直るようにずらしてみる&相手の手を取ってみる。
【MMA】タックルに入られた時の基本的な切り方(両足、片足)
先日MMAのスパーリングをしたのだが、両足タックル、片足タックルに入られた時にうまくタックルを切れず、そのまま押し切られてテイクダウンされてしまうことがちょくちょくあった。
そういえばタックルの入り方は総合格闘技のクラスで習ったが、タックルのディフェンス方法についてはあまり習っていなかった。今度総合のクラスでインストラクターさんに聞いてみようとは思うが、いくつか勉強になる動画をYouTubeで見つけたので、ここにメモしておく。
まず両足タックルと片足タックルの切り方について、UFCにも参戦していた有名なMMA選手である金原正徳選手が解説した動画。シングル(片足)、ダブル(両足)の両方についてわかりやすく解説されていて勉強になる。
次に、ONE世界ストロー級の王者になったこともある猿田洋祐選手の動画。こちらはダブルの切り方のみだが、足にかかった相手の手をツイストしながら外すテクニックが紹介されており、勉強になる。
次に、柔術家の岩崎正寛さんのタックルの切り方の動画。こちらはMMAというよりグラップリングを対象にした動画ではあるが、片足タックルの切り方について、スプロールせずに立ったまま相手の手を離させる方法が紹介されている。
タイミング的にスプロールが難しい時もあるので、この方法も反復練習して覚えておきたい。
これらを一気に全部やることは難しいと思うので、まずは
- 両足タックルに入られたら相手の顔側に手を差し込んでスプロールする
- 片足タックルに入られたら、相手の手をしっかりかんぬきでロックしてスプロール or 頭を押して引きはがす
あたりを意識して練習したい。
【MMA】タックルを防御するときもガードを下げない
タックルの防御をするとき、相手と目線を合わせるということはこの前書いた。ただ、教えてもらってメモし忘れていたことがあるので追記。
打撃ありの総合ルールを想定する場合、相手と同じ目線に重心を落としたときもガードは下げないようにする。というのも、相手がタックルと見せかけてオーバーハンド気味にフックを振ってくる可能性もあるので、ガードを下げる打撃をもろに食らう可能性がある。
特に総合初心者はタックルに意識がいくと、打撃への防御が甘くなりがちらしいので、シャドーでもタックルへの防御も取り入れて、ガードを下げないように意識して練習したい。
逆に言えばこちらがタックルに入る場合、重心を落としたときに相手がガードを下げる癖があれば打撃を当てるチャンスとも言える。こちらについてもタックルと見せかけてオーバーハンドのパンチをしてみる練習もシャドーに取り入れて見ようかと思う。
【MMA】MMAでのディフェンスの基本
先日行った総合格闘技のクラスで、MMAの基本的なディフェンスについて教えてもらったのでメモ。前もってことわっておくと、人によって最善なフォームは違うだろうし、MMAのトレンドによってもディフェンス方法は変わってくると思う。
ただ、私のように「MMAでどう構えて良いかわからない」というMMA初心者がまず知っておくべき内容だと感じたので、以下に教えてもらったことを書いておく。
まず、スタンスとしては肩幅か肩幅より少し広めに取って、重心は前足にかかるようにする。キックが得意な場合はムエタイのように後ろ足に重心をかけたくなるが、重心を後ろ足にかけるとタックルを切れずに簡単にテイクダウンをとられてしまう。
後ろ足に重心をかけるにしても前足:後ろ足で5:5くらいの比率になるようにとどめた方が無難。
次にディフェンス方法の話。ボクシングやキックボクシングのディフェンスとして、まず初心者はブロッキングを練習するケースが多い思う。
ボクシングやキックボクシングは大きめのグローブをつけて状態で戦うので、がっちりブロックさえしておけばグローブ同士がぶつかり大体の攻撃は防げる。
一方で、MMAでは小さいグローブで戦うため、ボクシングやキックボクシングと同じようにブロックしていてもパンチがすり抜けて当たりやすい。
そのため、相手と距離があるときは手のひらは少し前に向けるようにして、パンチはパリングで防ぎ、キックは距離で避けるような意識を持ったほうが良いとのこと。手を前に向けることでタックルの防御もやりやすくなる。
もちろんリングやケージに詰められた時などブロッキングせざるをえないケースもある。ただ、あまり最初からブロッキングばかりしているとグローブの小さいMMAでは怪我のリスクも高いので、基本は相手に当てさせないことを意識した方が良い。
今後MMAを想定したシャドーをやるときには、上記の内容を意識してやってみようと思う。
【MMA】タックルの切り方の基本
タックルの入り方に続いて、タックルの切り方についても教えてもらったのでメモしておく。タックルを切る方法としてはバーピーが定石ではあるが、初心者だと素早く反応できず難しい面もあるので、もっと基本的な内容について教えてもらった。
まず、一番の基本は相手が腰を落としたら、相手と同じ目線になるように、自分も腰を落とす。これだけでも重心が下がり、タックルには入りにくくなる。
そのうえで、相手がタックルに入ってきたら両手で肩を押す。これで相手を突き放し、タックルを防ぐことができる。
もちろんバーピーをしながら相手を潰すことも有効なので、初心者のうちは
- 相手が重心を落としたら、こちらも落とす
- 相手がタックルに入ってきたら両手で肩を押して防ぐ
というのを意識すると良い。そのうえで、練習方法として、両手で押した後にバーピーをするなど、少しずつバーピーに慣れていくとよりタックルに対するディフェンスの幅が広がる。
私もタックルについてはまったくの初心者なので、まずはシャドーで相手を意識しながら、重心を落としたら手で突き放す練習をやってみようと思う。